成長した姿
2015年12月先日フト書店で手にした新書に記載されている内容に、大きなショックを受けました。長年臨床現場にあり大学にて講義をされている先生が書かれています。
子どもたちと共に在る我々は、常々、個々の成長の中で生きる力を獲得し自立した個に育つことを願っています。しかしこの本に記されている若者の姿を読むと、今何が必要なのか激考えさせられます。本からの引用になりますが、記させていただきます。
『自分から動くことが少なくなり、生理的な機能も弱まり、主体的に生きる力を弱め、様々な欲求も弱くなり、欲しいものを選ぶ力さえ低下しているようだ。また、語る力やコミュニケーション能力も低下し、群れることもなく、あるいは群れることも知らず、皆の中に潜み、じっとしているようだ。』
今まさに成長期にある幼な子と共にある我々は、どのような姿を描くのか、大きな課題を頂きました。(善)
※鍋田恭孝『子どものまま中年化する若者たち』幻冬社新書