オリーブの会Report
つまみ細工
(2017.7.25)「つまみ細工」とは江戸時代から伝わる技法で、ちりめんや薄絹などの布を正方形に小さく切り、コレを摘まんで折りたたみ、組み合わせることによって花や鳥の文様を作る東京都指定の伝統工芸です。和服に合う髪飾りなどでもよく見かけますね。
7月は、このつまみ細工にチャレンジしてみました。今回は「剣つまみ」と言われる摘まみ方でできる花を作りました。まずは出来上がりの花びらの配色を考えながら、材料の布を2種類(2㎝角/1.5㎝角)の大きさの正方形に切っていきます。柔らかい布なので上手く切れずに「なかなかきれいに切れない〜」とつぶやきも聞こえてきました。
布が切れたら、剣つまみでパーツ作り。持参したピンセットを手に、さっとコツをつかみ、黙々と作業をする姿は、日頃子どもたちのためにいろいろこなしている器用なお母さんの姿で、子どもたちも時折遊びの手を止めてお母さんの真剣な姿をじっと笑顔でみていました。
パーツができたら、台紙に貼りあわせていきますが、バランスや見える部分が整うように調整しながら貼りあわせていきます。細かな作業が続きますが、完成したときには「できた〜」ととても嬉しそうでした。「何個作ったら、写真のようにきれいに作れるんやろ〜。また作ってみないと」と、より上手に作ることを目指して意欲も溢れていたようです。仕上げは台座とゴムを取り付けてヘアゴムの完成です。
またひとつ、モノ作りの趣味が広がって、楽しさも増えていきますね。
8月はクッキング「ひんやりデザート」です。お楽しみに。